不死身ラヴァーズ(2) (少年マガジンコミックス)

著者 :
  • 講談社 (2013年11月8日発売)
4.11
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本棚登録 : 90
感想 : 9
5

やっぱ、この恋愛漫画、ヤベー
細かいジャンルは違えど、このクセになる感じは、森下Suu先生の『日々蝶々』に匹敵する、そう言っても過言じゃあるまい
画もストーリーもキャラも、どれもこれも全てひっくるめて、凄まじい中毒性を生み出している。蕩けるような甘ったるさも、淡いほろ苦さも、痛いほどの辛さも、口の中で泡のように続けざまに弾けて、アクセントのある混じり気の強い味を作り出している。本来なら、一口で辟易してしまう所なのだが、どう言う訳だか、一度、この漫画の毒にやられたら逃げられない、虜になってしまう
読み手に安易な満腹感を与えず、逆に、読めば読むほどに飢餓感を募らせ、「もっと読みたい!」と懇願させるほどのパワー、引力と言ってもいい、を怒涛のストーリーに含んでいる
こんな噛み切り応えがありすぎな、恋愛漫画に出逢えた事を感謝しますね、リアルに。そんで、これに注目している自分を、背骨が折れるくらいに思いっきり愛を籠めて抱擁して、誉めちぎりたい
この2巻、表紙からして衝撃的だろう?! ヒロインが鼻血垂らしてて、それを舐めてるって、今までにない!!
一巻以上に、恋をしている間の無敵さ加減、文字通りの失恋の“激痛”なんて表現じゃ足り得ない心身を引き裂かれる様、そして、新しい恋に堕ちる勇敢さ、を読み手に鬱陶しいほどに教えてくれる
また、長谷部の苦しみに共感できてしまう女子の読み手も多いだろう。そんな長谷部達を前にして、甲野の常に本気で好きだからこそ言える、真剣そのものな台詞が、恋愛感情が色褪せて萎びている私達の心に喝を入れてくれる
何度だって叫べる、この恋愛漫画は最高だ
私は、この漫画が好きって気持ちを否定しない
それにしたって、数少ないレギュラーの一人である田中は・・・よく判らん
両思いとなる度に長谷部が消える理由を知っているのかな、または、理由そのもの? そう思う瞬間があるも、よくよく読んでいると、単なる甲野を大事に思っているイケメンの友人、それだけのような気もして来る
掴み所を見せていないのか、単純に何も考えていないのか、ちょっとカッコよく言うと鵺的な男である
甲野の喪失恋が今度、どれだけ重なっていくのか。どんな長谷部が登場するのか。田中は本当に、『何か』に関わっているのか、楽しみにして3巻を待とう

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミック(講談社)
感想投稿日 : 2013年12月15日
読了日 : 2013年12月15日
本棚登録日 : 2013年11月8日

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