タカコさん 2 (ゼノンコミックス)

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本棚登録 : 112
レビュー : 14
著者 :
『黒犬』の優樹さん コミック(徳間書店)   読み終わった 

新久先生に対し、失礼かも知れんけど、この(2)が無事に出て良かったぁ、ってのが本音。ももたん先生の『本屋の鬼いさん』(2)と同じくらい、行きつけの本屋さんで発見した際、ホッとしてしまった
同日に発売した『ワカコ酒』を読む理由は、(8)の感想に書いた通り
では、この『タカコさん』を待ち遠しく思っていたのは、何故だろうか
面白い、ってのは確かだが、それは他の読み手を納得させるには、理由として弱い
癒しを求めて、ってのも間違っちゃいないが、ちっと馴染まない
幾度も読み返しながら考えてみたところ、ぼんやりと見えてきたのは、自分の毎日を見詰め直したいから、だった。さすがに、人生、と言うと大袈裟になってしまうので、日常くらいが丁度だろう
生活音に耳を傾け、人の優しさや世界の温かさを感じ、己自身の内も見つめ直し、会話を交わすタカコさんの姿に、読み手は自分を重ねる、自然と
己は彼女のように、日常の中にある、些細だけど大事な「何か」を漫然と見過ごしていないか、を考え直すキッカケをくれる
この(2)はストーリーの質が深まったからか、(1)よりもグッとくる
どの回も、新久先生って人間が見えてくるような気がする、良い物ばかりだが、個人的に一推ししたいのは、第20話。こういう、誰が悪い訳じゃないのに、ギスギスしてしまった空気を、どう緩和するか、で人間力が分かる気がする。たかが腹の虫、されど腹の虫、侮りがたし。イライラは身の内に溜めちゃダメ、けど、身内に当てるのもダメ。美味いモノを食べて、笑顔になれば、嫌な気分なんて、気付けば消えちまってるもんさ
この台詞を引用に選んだのは、やっぱり、新久先生の人間力の高さが覗えたので。同じ内容の言葉でも、伝え方一つで、人を不快にしてしまう事もあれば、人の心の澱を一掃してくれる事もある。ほんと、人が口から出るコトバってのは、力があるな、と思う。私は文章以上に、喋りが拙いので、これからも言い方、伝え方に念を置こう、と思い直せた

レビュー投稿日
2017年5月29日
読了日
2017年5月25日
本棚登録日
2017年1月20日
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