出落ちガ-ル: 鈴木小波短編集 (ヤングキングコミックス)

著者 :
  • 少年画報社 (2013年8月30日発売)
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感想 : 4
5

『セカイのミカタ』、『ヤオツクモ』等の連載作品を読んだ上で、私が感じた事だが、ぶっちゃけた話、鈴木小波先生は連載より短編集を生み出す方が向いている漫画家じゃないんだろうか?
連載作品には、その作品なりの面白さと独特の味があるのだが、この『出落ちガール』と比べると、どうにも・・・・・・
『脱エバ!』
・まず、タイトルからして、鈴木先生のセンスの切れ味の良さが判る
・確かに、メガネっ娘と野球拳するなら、メガネ残しは絶対だ
・運がいい=悪運が強い? 何にせよ、最期まで諦めない、負けず嫌いな奴は、実力で運を自分に傾けられる
『おかんゴースト』
・死んでも直らないのはバカで、死んでも消えずに成仏しないのが愛溢れる母親か
不器用で素直になれない、バカ息子の母親への曲げられない愛に涙しそうになった
・やっぱ、この世には怒らせちゃならんモノがいるんですよw
『エイリアンダイエット』
・異色かつ異喰系の恋愛漫画
・肉に歯を立て、骨を齧り切ろうとする音がやけにリアル
・理想像と、現実的に恋に落ちた相手に、大きな差があるのは世の常。極端な話、3次元に『理想』の女の子や男がいないから、大半が2次元に引き篭もって、それを様々な手段やカタチで作ろうと四苦八苦しているのだろう。
『お葬式フェア』
・まだまだ、生き足掻く気満々だが、仮に死んでも、鯨井さんには頼ませない、己の葬式を
・詰まるトコ、男の愚かさ加減は生きていても、死んでも、生まれ変わったとしても矯正されないのか
・愛に縛られ、愛で縛り、愛を縛ろうとする女にゾッとした
『クーパー伊東さん』
・作中に出てくる、cm表記が斬新で面白い
・色んな意味で、各部がデカい女ってのは、こう、何っつーのか、いいね
・背丈が小さかろうが、心意気がデカくて立派なら、男は大きく見えるもんだ
『ヒトミとゴクー』
・個人的に、この作品集の中で一番に好きで、面白い、と思えた
・ヒトミの設定がヒロインらしい一方で、性格がヒロインらしからぬってのが実にイイ
・やっぱり、この手の物語はハッピーに、向かい合った相手を笑顔に出来る終わり方じゃなきゃダメだね
『万引きGガール』
・万引きも殺人も同じくらい、重い犯罪です。こっそりとごっそり盗んでいいのは、女の子のハートだけですwww
・自分の恋が上手く行かないからと言って、犯罪者に八つ当たるのもどうか、とは思う
・ラストページの後、この二人は・・・っつーより、しずり嬢がつづら君に何をするのか、実に気になる
『安楽椅子の解呪探偵』
・設定が実に面白く、短期集中連載をやって欲しい作品

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミック(少年画報)
感想投稿日 : 2013年9月27日
読了日 : 2013年9月27日
本棚登録日 : 2013年8月30日

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