東電国有化の罠 (ちくま新書 965)

著者 :
  • 筑摩書房 (2012年6月5日発売)
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感想 : 15
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新聞報道である程度の知識はあったが、この1年間、どういう理屈で今回の国有化がすすんでいったのか、時系列で把握できる。相当なインタビューと資料に基づくものと思われる。現在、再稼働反対のデモが激しいが、本来直接的なデメリットという意味では首都圏の人々はこちらにデモをおこなうべきではなかったかと思う。一方で、筆者の言うように東電を追い込んだ場合、電力会社としての通常業務をおこなうリソースは本当に確保できるのか、多くの人材が流出をしている現状、そうした点は疑問に思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2012年7月8日
読了日 : 2012年7月8日
本棚登録日 : 2012年7月8日

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