古典落語 上 (講談社文庫 お 5-1)

制作 : 興津要 
  • 講談社 (1972年4月1日発売)
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本棚登録 : 88
感想 : 8
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息抜きに笑える本が読みたくなり、手に取った。
落語は「まんじゅうこわい」くらいしか知らなかったので、テンポの良い会話やオチの付け方が新鮮に感じられ、楽しめた。
くだらないといえばくだらないし、下品な話も多いけど、当時の大衆の生活が生き生きと描かれていて、勉強にもなる。
上下巻ぶっ続けで読んだので、途中から少し飽きてしまったけど…。
言葉や文化の変化から、註がないと落ちの意味が分からない話もいくつかあった。
咄家さんのを生で聞いたらまた違ったおもしろさを感じられるのだろうけど、頭の回転がトロくて早口でしゃべられると置いていかれる可能性がある私にとっては、自分のペースで味わえる「読む落語」は向いているような気がした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年6月22日
読了日 : 2013年6月10日
本棚登録日 : 2013年6月9日

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