希望荘

3.80
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本棚登録 : 1969
レビュー : 315
著者 :
kuroshiba0508さん 宮部みゆき   読み終わった 

杉村三郎シリーズ4作目。

「聖域」
「希望荘」
「砂男」
「二重身」

ペテロの最後、私はちょっとほっとしたんです。三郎のお母さんみたいな強烈な感情はもちろんないし、菜穂子の事は嫌いじゃない。ペテロで起こったことも、どうしても世間一般的な不倫と同じように思えない…。そして桃子もかわいい。でも、どうしてもこの夫婦を見てるのが辛かった。傷だらけになったけど、これでようやく2人の手元に自分の人生が戻ってくるのだと思ったから。


そして、待望の続編。
2009年1月のあの結末から2011年の震災後まで、4つの事件を追いながら、彼がどのように過ごしてきたのか少しずつわかってきます。
菜穂子は再婚はしていないみたい。桃子とは離れながらも温かい交流が続いてる様子。

園田編集長が好きだったので、彼女がいないのは残念だけど、親族との親交がまた始まり(なかなか毒舌揃い…)、睡蓮改め侘助のマスターとなった彼(思い浮かぶのは、完全に本田博太郎さん)が何故か側にいて、竹中夫人という心強い人に目をかけられ…、坊ちゃんに探偵としての腕を見込まれる。

これから、どんな人と出会うのか…。


事件や犯人そのものよりも、他の登場人物の毒気にあてられるところに、ああ、杉村三郎シリーズだなぁ、戻ってきたーと感じ入りました。

レビュー投稿日
2016年8月22日
読了日
2016年8月22日
本棚登録日
2016年8月22日
3
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