優しさが濃い一冊。
どれどれ…富次郎の板のつき具合を楽しみに襖を開いた。
今回は三話とちょっと物足りなさ感もあるけれど、いやいや、どれも濃い。
面妖よりも圧倒的に優しさが濃い印象。
富次郎の人生の迷いの心もなんだかじんわり。
優しい人柄が感じられ聞き捨てるという語り手に対する気遣いもおちかとはまた違った優しさを感じられて心ほかほか。
三話目が一番好き。
吉富さんも水夫さんも優しさの塊り。
思いを固結びにするっていうのも粋だな。
まさに優しさの魂結びみたい。
最後のサプライズゲストには不意打ちを喰らった。これからどうなる⁇
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年5月9日
- 読了日 : 2021年5月9日
- 本棚登録日 : 2021年5月9日
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