シリーズ第三弾。
舞台は今は博物館として展示されている藤沢本家の屋敷。そこで起きた不審死事件からスタート。
今回はさらに怖さが増したというか、一言で言うとおどろおどろしさが強烈だった。
この屋敷に居座り続ける怨念、絡み合う女たちの嫉妬には圧倒された。
そんなかなり手強い因縁に立ち向かう静寂感と緊迫感に包まれた婚礼シーンは圧巻。
リアルな情景はもちろん、哀しみの念、花嫁の息づかいまで聞こえてきそうなほど。
そして見え隠れする美がせつなさも醸し出して良かったな。
仙龍の魅力もますます増したし、次巻も楽しみ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年3月28日
- 読了日 : 2020年3月28日
- 本棚登録日 : 2020年3月28日
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