インド、イタリア、カナダ。三つの地で、差別、理不尽な選択、病に必死に抗いながら生きる三人の女性の物語。
素敵な作品だった。
三人の選ぶ道を応援せずにはいられなかった。
特にインドのスミタの人生には言葉を喪う。
カースト制に縛られ多くの女性があきらめという選択をし息苦しさにもがく中、スミタの、娘への想い、自由な呼吸を求める姿には圧倒された。
三人の女性が選びとった人生がこういう形で結ばれるとは…。
タイトルが心に響く。
もしかしたら世界はこういう巡り巡った繋がりが溢れているのかもしれない…それが誰かの希望に少しでも繋がればいい、そう強く感じた作品。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年9月16日
- 読了日 : 2019年9月15日
- 本棚登録日 : 2019年9月15日
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