三ノ池植物園標本室 下 睡蓮の椅子 (ちくま文庫)

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本棚登録 : 170
レビュー : 12
くるたんさん  未設定  読み終わった 

繊細さを感じた、一冊。

下巻は終始繊細さを感じた。

人の心の奥底に眠る表からじゃわからない繊細な部分。
それを見せられていくと同時に、その一つの箇所を誤って傷つけでもしたら何もかも壊れてしまいそうな取り返しのつかない方向へ向かいそうな、そんな危うさをも感じた時間だった。

心の縺れほどやっかいで繊細なものはない。

でもそれもきちんと自分や人と向き合って生きているからこそ、の証でもあるのかな。

縺れが解けたらまた未来へ思う存分心を伸ばせる。

それをファンタジーで表現された作品、草地に一歩踏み出す、そんな柔らかな読後感が良かった。

レビュー投稿日
2020年7月12日
読了日
2020年7月12日
本棚登録日
2020年7月12日
21
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