シャットアウト!の一冊。
故郷の犬啼村に帰郷した親友を訪ねた「私」が体験した、世にもおぞましい惨劇。
村、土着信仰、因習と心躍る要素がいっぱい。
お香の匂いが立ち込めるこの村はとにかく気味が悪い。
終始、人か否か、得体の知れないものの視線が絶えずついて回る感覚と共に村の秘密、親友の複雑な事情へと近づいていく。
旅館の部屋の夜中の訪問者のシーンはマジ震え。
でも真の震えはまだまだこれからだった…そこからはラストまで脳内映像はシャットアウトしつつ一気に駆け抜けた。
パンチの効いた村ホラーは最後までゾワリが持続する面白さ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年9月8日
- 読了日 : 2022年9月8日
- 本棚登録日 : 2022年9月8日
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