日記を「書く」ということの深み・面白さについて改めて教えてくれる、そんな一冊でした。
主人公のタコジローにヤドカリのおじさんが日記(というより言葉を紡ぐこと?)についての大切さを説き。その都度沸き起こる問題点を解きほぐす展開が読んでいてすっと胸に染みてくるそんな展開で暖かく感じることができました。
所謂自己啓発本であるような。よりよい人生はこういったものです!!みたいな押し付ける話ではなくて「あくまでも日記の根源的な面白さ」についての深堀りなのも良かった。長続きしない…という人の視点にもちゃんと立っていてそこのフォローもちゃんとありましたよ。
私が気に入ったのは日記を客観的に表現できるようにする。一人称を名前にする点と1日振り返るではなくて1つの出来事をスローで表現してみたり書くテーマを決める。ことで新鮮味を出したりという小手先ではありますが大事なことだと思いました。
未来の私が読者となる。そんな日記を書き続けていきたいと目標にしたい一冊でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
メンタル・心理学
- 感想投稿日 : 2024年12月6日
- 読了日 : 2024年12月6日
- 本棚登録日 : 2024年12月6日
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