真田三代 (下) (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2014年11月7日発売)
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感想 : 60
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大好きな真田幸村です。

半年以上たって下巻を読み終りました。上巻を読んだあと、目の疲れが酷く体を悪くしました。が、知らず知らずに積読本のなかで常に上に持って来ています。どうしても読みたくて、しかし、字が小さくて躊躇していました。読み終って本当によかったです。

武田信玄の父信虎に敗れて上州に逃げ、信玄が武田家の当主になったら信玄の家来になり真田家を信州の地に戻した真田幸隆。巨大な大勢力の狭間で地に這いつくばっても真田の家を守り続けた真田昌幸。頭脳明晰で緻密に生き抜いた真田信之。爽やかに力強く駆け抜けた真田幸村の三代四人の物語です。

下巻は、真田昌幸が、上田で徳川家康の援助で上田城の建設を始めてから。最後は、大阪城に入った真田幸村が、家康によって攻められて49才で現在の大阪市天王寺区にある安居神社付近で討死するところまでです。

火坂雅志さんの本を読むのは初めてです。

【読後】
この本には、真田氏の上州沼田への領土拡大を経済的な面でとらえています。すなわち利根川水系にある沼田と、信濃川水系にある上田は、太平洋と日本海を繋ぐ舟運の要衝にあり、貿易ルートを掌握することで経済的な利益を得ることを目的としていると。

「購入」
真田三代 下巻《文庫本》
2014.11発行。字の大きさは…字が小さくて読めない大きさ。
2023.10.10~12読了。★★★★★
ブックオフ、110円で購入2023.01.27
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真田三代一覧
02.下巻 2023.10.12読了
01.上巻 2023.01.29読了
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参考
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「著者紹介」
火坂雅志(ひさか まさし、1956年5月4日 - 2015年2月26日、58歳没)は、日本の小説家。本名は中川雅志(なかがわ まさし)。上杉景勝の家臣であった直江兼続を主人公とした時代小説『天地人』は大河ドラマとして映像化された。また、明治の小説家である村井弦斎を敬愛し、長年にわたる弦斎研究を行っていたことでも知られる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代小説
感想投稿日 : 2023年10月12日
読了日 : 2023年10月12日
本棚登録日 : 2023年1月27日

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