レモンをお金にかえる法 “経済学入門”の巻

  • 河出書房新社 (2010年8月3日発売)
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アメリカで誰でも小さいときに習う経済の流れを描いたものです。
経済学には、ミクロ経済学とマクロ経済学があります。今作は、ミクロ経済学の話を分かりやすく経済の仕組みをレモンと水、砂糖で作ったレモネードで、小中学生から大人まで分かりやすく、絵本で説明しています。
多くの経済用語が、出てきますが、凄く簡単に、分かりやすく描いています。
私は、知っていることをその項目ごとに説明することは得意ですが、このように簡単に、子供にも分かりやすく、経済の流れを製造から流通、回収、借入、返済、合併、資本の流動化と説明した本は始めて見ました。私でもこの本に沿って子供から老人まで全ての人に分かりやすく説明できます。

①原料/レモン、水、砂糖
➁製品/レモネード
③販売/一杯60円で販売します。
④市場価格/一杯50円でしか買わないよと言われると、それが市場価格となる。
⑤売店を作って/本格的に商売する。
直接消費者に売ると小売り、お店に売ると卸売り、その結果として利益が出る。
⑥初期投資/お小遣いなら→自己資本。お金を借りてなら→資本貸付け。
⑦人を雇う/労働。人の管理などを経営。賃金の支払い。
⑧人を雇うと労働争議/ストライキ、ボイコット
⑨労働争議が妥結、交渉、決裂
⑩労働争議の調停/条件、歩み寄り、機械化、自動化、失業
⑪労働争議の結果、機械化して失業した人が、店をはじめたら競争相手
⑫安売り/競争相手との競争
⑬合併/競争相手との競争で安売りをしていたら利益がでない。一緒にやろう合併
⑭資産の流動化/資産、流動化。
夏が終わったらレモンなどの原料、店舗などを売る事を流動化という。
⑮企業家/成功、資金、信用。借りたお金を返して、手元にお金が残れば成功。
次の投資の資金が残り。仕事を成し遂げたことで信用が出来る。
①から⑮までに出てきた経済用語を書き出しました。

【読後】
①~⑮までの流れを見開き15枚、30ページにわたって絵と簡単な文章で書かれています。最後の2ページに訳者がなぜこの本を出版したのかを書いています。
凄く解りやすく、そしてこの絵本を見せながら小学生からお年寄りまで誰にでも説明できます。
本の大きさは、B5用紙の縦が少し短いぐらいの本です。

新装版 レモンをお金にかえる法ー経済学入門の巻
字の大きさは…中。2021.8.26読了。★★★★☆
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【バックナンバー】
レモンをお金にかえる法シリーズのバックナンバーは、私の本棚より「タグ」→「タグの一覧を絞り込む」に「ルイズ・アームストロング」と入力。または、その中からルイズ・アームストロングを探してください。そうすると著者ルイズ・アームストロングさんの本が一覧表示されます。
私は、本を登録するときには、著者名と登録した年(2021)で登録しています。たまにシリーズ名でも登録もします。例えば「風烈廻り与力・青柳剣一郎」などです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 詩集、絵本、写真
感想投稿日 : 2021年8月26日
読了日 : 2021年8月26日
本棚登録日 : 2021年7月27日

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