不連続殺人事件 (角川文庫クラシックス さ 2-3)

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本棚登録 : 226
レビュー : 23
著者 :
kwosaさん ミステリ(国内)   読み終わった 

不朽の名作との呼び声が高い本作。期待して読み始めました。

終戦間もない山奥の豪邸に招かれたさまざまな男女。そして殺人事件。
とにかく登場人物が多くて、序盤はなかなか把握しきれません。
中盤以降も、「雰囲気はあるけど、なんだか普通の推理小説だなぁ」なんて思いながら、頑張ってコツコツ読み進める感じでした。
しかし終盤、探偵役が犯人の企みを明かすあたりからグッと面白くなり、犯人の仕込みに唸り、探偵の洞察に納得しました。
「まあまあ楽しめたな」
そう思っていたら、巻末の高木彬光の解説が良く、僕の本編の読解はすこし浅かったのかもしれないと反省しました。

読了後に知ったことですが、雑誌連載時に毎回書かれていた「読者への挑戦」がカットされているそうです(東京創元社版にはあるらしい)。これがあるとないとでは面白さが断然違うという意見もあり、ちょっともったいないことをした気がします。

長々と書きましたが、ラストが素晴らしく、胸に迫るものがあります。推理小説として★3つをつけてしまいましたが、殺人事件にまつわる、ひと夏の群像劇として読めば、また違った味わいがあります。再読したいです。

レビュー投稿日
2012年1月12日
読了日
2012年1月12日
本棚登録日
2012年1月12日
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