まほろ駅前多田便利軒 スタンダード・エディション [DVD]

監督 : 大森立嗣 
出演 : 瑛太  松田龍平  片岡礼子  鈴木杏  本上まなみ 
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ほう、こういうトーンで来ますか。映画で観ると、なかなか重たいなぁ。

もうTV版で刷り込まれているので、瑛太と松田龍平のキャスティングには違和感なし。二人ともうまい。
特に松田龍平の、雨に濡れた捨て犬のような眼差しと人なつっこさは、行天のキャラクターにはまり過ぎていた。

他の配役も豪華で使い方も贅沢。みんな芸達者だなぁ。
特に、片岡礼子のルルは味があって良かったし、高良健吾の星はイメージ通り。

ストーリーを知っていたので、やや冗長に感じられなくもないが、これは原作つき映画の永遠の課題なのだろう。
「なんじゃこりゃあ!」のくだりが思ったより笑えなかったのが、個人的には一番残念。

三浦しをんさんの小説と大根仁監督のTV版が偉大過ぎて、期待値が上がっていたのかもしれない。
でも、普通にいい映画だと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本映画
感想投稿日 : 2013年2月19日
読了日 : 2013年2月19日
本棚登録日 : 2013年2月19日

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コメント 6件

まろんさんのコメント
2013/02/20

kwosaさんの、このレビューを読んでいて、ハタと気づきました。

映画→原作→ドラマの順に観て、読んで、観るのが
いちばん幸せな見かただったんだ!。。。って。
でも、この映画があったからこそのドラマ化だったと思うので
このキャストで映画化してくれていて、よかったと思う私なのでした。

kwosaさんのコメント
2013/02/21

まろんさん!

そうですね。
この映画があったからこそのドラマ化とキャスティングですよね。
いや、いい映画だったと思いますよ。
個人的には、宮藤官九郎脚本などにみられる「オフビートな笑いの中に垣間見える真摯なテーマ」みたいなアプローチが好みなので、大根仁監督はジャストミートだった訳です。

円軌道の外さんのコメント
2013/02/23


こんばんは!
コメントとフォローありがとうございました(^O^)

確かにドラマ版を先に見てると
映画は重く感じちゃいますよね(笑)


俳優、麿赤兒の息子であり
大森南朋の兄である
大森立嗣監督は
前作の「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」でもそうやったけど
あの重苦しさが
ある意味カラーなので、

kwosaさんの言うとおり、
大根監督のテレビ版が
達者過ぎるんスよね(笑)


録画して朝から
かぶりつきで見てますもん(笑)♪


もうあと何回かで終わりやろし、
ちょっと切なくなってきましたよ(>_<)


kwosaさんのコメント
2013/02/24

円軌道の外さん! こんばんは!

麿さんと南朋さん、でてましたね。

監督は「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」を撮った方なんですね。
変幻自在な女優、安藤サクラは今とっても気になっているので、映画も観てみたいところです。

以前はそうでもなかったのですが(というよりもむしろ好んでいた部分も)、重苦しいトーンや暴力的な描写などが、子供が生まれてから少し苦手になってきました。
なんだか不思議です。

TV版も、もうすぐ終わりなんですね。
原作を読んでからと、少し溜め込んでいるので早く観たいです。

MOTOさんのコメント
2013/05/10

GEOにて発見しつつも、いつ行っても全巻レンタル中!な、このDVD、
kwosaさん、すでにご覧になっておられたのですね♪

ほう、
原作は、軽妙なタッチのノリで展開されて行くのに反して、映画はそうでもないんですね~

原作に深い思い入れのあるファンは、
より忠実な再現望みますけど、私は映画は映画ならでは、でOK派なので、大丈夫~♪

でも、イメージが固まっている登場人物だけは間違いがあって欲しくないっ!(笑
でも、kwosaさんのレビューを読むと、そこは大丈夫そうなんで、安心しました。

多田便利軒、何軒かあるんですけど、いつも留守で、ほんと忙しそうです。
なかなか捕まらないところなんかが、
逆に(らしいな…)なんて、思ったりしてます。^^;




kwosaさんのコメント
2013/05/10

MOTOさん!

多田便利軒、繁盛してますね。

映画、面白かったですよ。
そしておそらく軽妙なタッチです。

ただ、僕は先に大根仁さんのTV版を観ちゃったもので、その影響がかなり大きいんだと思います。

なんとか早く彼らを捕まえて、ぜひ楽しんでください!

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