こるものの別シリーズ。
微妙にタナトスとリンクしているらしい、という話は聞いていたのだけれど、結構がっつり絡んできたので驚いた。
登場人物表が欲しかった。一気にメンバー紹介されるので整理にちょっと時間がかかる(次巻をぱらっと見たところついている模様)。
内容はなー、なんというか、微妙だ。
うーん、自分はこの人のファンなのかなんなのかすごい微妙な立ち位置にいて、なんだかんだ読んじゃう、って感じなんだけど、今回もなんだかんだと読まされはしたんだけど…。
好き嫌いは置いておいて、この人ってやっぱりメフィスト賞だなあという感じがすごくする。ザ・メフィスト賞。
今回はタナトスシリーズともレベきゅーとも違って人間しか出てこないんだけど、その歪みっぷりとかが、ああ、メフィスト賞だなあ、って感じがするんだよね。
ただ、青春の暗黒面を描くには、やっぱりちょっとライトすぎるかな。もうちょっとシリアスよりでもよかったんじゃないかな。良くも悪くもこの軽佻浮薄さが、こるもの氏の作風ということはわかっているんですが。
次巻の袖で愚痴ってたけど、かなりびしっと話締めちゃってるけど、これ続編どうすんだ。その辺が気になるので、まあ、読みます。
あと某ミステリ作家が、作中のトリックとかは(模倣犯が出ない様に)実際にはできない様なことを書いてる、って言ってたんだけど、この作中に出てきたヤバめな諸々は大丈夫なんだろうか、と心配に…。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年2月3日
- 読了日 : 2017年2月3日
- 本棚登録日 : 2017年2月3日
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