競売ナンバー49の叫び (Thomas Pynchon Complete Collection)

  • 新潮社 (2011年7月30日発売)
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本棚登録 : 373
感想 : 33

以前『スロー・ラーナー』は読んだとき、さっぱり理解できず、翻訳も余り合わない感じだったので不安だったのだけれども、今回の作品は楽しむことができた。
しかし、タイトルから勝手になんか競走馬の競売で49番の馬が嘶いてるのだとなぜか思い込んでいたので、いつまで経っても馬が出て来ないなあ…と読み始めてからしばらく思っていた。とんだ勘違い。
内容は随分と違って、フリーメーソン的な、闇の組織の姿が見え隠れ、といった内容で、ほう、こういう作風なんだな、というのが(長さも適度で)良く掴めたと思います。
あと手元にあるのが『逆光』『重力の虹』と超重量級なのでそこに手を出せるか心配…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外文学
感想投稿日 : 2014年10月7日
読了日 : 2014年10月4日
本棚登録日 : 2014年10月4日

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