サイコーですね。パラレルでジワジワと登場人物がダークサイドに引き込まれて(巻き込まれて)、行く様と、抗えない雰囲気、そして最後のカタルシス。
さすが染井さん、外さない…
2024年1月28日
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政治的に無価値なキミたちへ
- 大田比路
- イースト・プレス / 2023年4月19日発売
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仮説とデータをつなぐ思考法 DATA INFORMED
- 田中耕比古
- SBクリエイティブ / 2023年10月3日発売
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2024年1月14日
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空飛ぶタイヤ 文庫 (上)(下)セット (講談社文庫)
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シャイロックに続いて読んだのだけど、ここでも古い日本の企業体質をこれでもかと生々しく表現してて胸が苦しくなる。明らかにM菱自動車ならびにそのグループ会社が題材なのだろうけど、ここまで不誠実な人間だらけなのだろうか。社内の権力争いに終始して、エンドのお客様を見ていない。そりゃ売れないわ。どこの業界も1位と2位以下は体質に大きな開きがあるよな、と働いてて思う。
沢田もクリーンかというと、異動を巡った決断で、ポンコツっぷりを発揮してしまい、読者をがっかりさせる一方で、「そう来たか、しかし結果分かってるだろ?」というところはしっかり回収し、そこが最後のカタルシスにつながると。
赤松は大企業とモンスターペアレントと同時に戦うことができたのは「従業員」「家族」を守るという信念があったからだろうね。
非常におもしろかった。
2023年3月22日
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シャイロックの子供たち (文春文庫 い 64-3)
- 池井戸潤
- 文藝春秋 / 2008年11月10日発売
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半沢直樹はドラマで見たのだけど、池井戸作品を読んだのは初めて。いやー、これ読んで銀行に就職しようとする人激減なんじゃないかな。ノルマ、減点評価、足の引っ張り合い、硬直化した人事、泣き落とし、異常なプライド、パワハラ上司、とかとか。誇張していると思うけど、典型的な昭和の会社だね、ここでイノベーション起こすとか世界で戦える企業になるとは到底思えない。
話として、誰が主人公なのかあまり分からなかったのだけど、読んだ後にWOWOWでドラマ見たら、西木が主人公なのね、ということを理解。
何年後かに、「昔々こういう企業体質の会社あったよねー」、となることを祈る。
2023年3月17日
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15歳のテロリスト (メディアワークス文庫)
- 松村涼哉
- KADOKAWA / 2019年3月23日発売
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読み手さんの熱量が高くて没入できましたね。アツトの演説とか泣きそうになったよ。
少年法改正がメインの話でしたが、同じような話がリアルでも起きても不思議では無いよね。
少年の定義とそれを取り巻く社会は変わった。追随する改正が必要だとは思うけど、単に厳罰化を進めるだけではなくケア(取り扱い)の仕方を見直さないとだね。
2023年3月4日
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男や女のため、親のため、ではなく自分のために生きよう。ですね。
2023年3月1日
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世界大異変 現実を直視し、どう行動するか
- ジム・ロジャーズ
- 東洋経済新報社 / 2022年7月22日発売
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こういうのが拝金主義なのかなと思った。今後成長する可能性があるから北朝鮮にも投資すべし、という考えは全く相容れないな。(もちろん↑が著者が全面に押し出していた主張というわけではない)
2023年2月25日
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機龍警察〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)
- 月村了衛
- 早川書房 / 2017年5月9日発売
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読み始め(聞き始め)た場所が中身と同じ深川近辺だったのでシンクロニシティを感じたのだけど、中身はちょっと中二房っぽい感じで、あまりグッと来ず。最後も、え?あれはどうなった?とよくわからないまま終わってしまった。人気シリーズとのことですが、合わなかった様子。
2023年2月20日
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彼女が最後に見たものは
- まさきとしか
- 小学館 / 2021年12月7日発売
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今回も泣かされました。親子の難しい関係を書かせたらホント上手い。子供の目線をある程度伏せといて、親目線で話を進めて、最後の子供の目線でひっくり返してくる。
嗚呼、今回はあのホームレスの方があまりに悲しすぎる。最後の最後まで驚かされます。
そして、三ツ矢の全能感たるや...
2022年12月25日
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禁断の雑学 誰もが口を閉ざす衝撃の雑学250
- 黒い雑学研究会
- 彩図社 / 2021年11月17日発売
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データを元にしている雑学なので、意外と役に立つかも。
2022年12月23日
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日本国紀 新版 (下) (幻冬舎文庫)
- 百田尚樹
- 幻冬舎 / 2021年11月17日発売
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日本史を期間で上下に分けるんだったら、戦国時代くらいからが下なのかもしれないけど、本書は明治くらいが下になってます。学校の歴史の勉強もこれくらい近代史に時間を割かないと今が見えないよね。
上にもまして、筆者の主観/意見が強くなるので筆者の日頃の言動が気に食わない人は到底受け入れられない歴史感なんでしょうね。
だいぶ左に日本は足を引っ張られているな、というこれまでと同じ印象ですね。
2022年12月16日
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筆者も中で何度も言ってるのですが、グロいです。残酷な処刑の仕方や、変態的な嗜好を具体的に説明しないと、中国という国が流してきた血による国民性/国家性が伝わらないのだろうけど、グロい...
中国は国家体制が変わる際には、皆殺し、歴史抹消なので、今残っている歴史も正しいのかどうか怪しいところ。
このような歴史に乗っかっており、かつ直近での第2次世界大戦以前の屈辱を知っている世代が、世界に対して復讐/見返してやろうと思っているのは当たり前なので、全面的に信頼するのは危険なのでビジネスや政治の場面では、裏で逆のことを考えているという想定で相対しないといけないなと思いました。
2022年12月16日
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#真相をお話しします
- 結城真一郎
- 新潮社 / 2022年6月30日発売
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本屋で平積みされていたので面白いのかなと思ったのだけど、意外と印象薄い。なんだったっけ。。。
2022年12月13日
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検証 内閣法制局の近現代史 (光文社新書)
- 倉山満
- 光文社 / 2022年7月12日発売
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非常に興味深かった。日本って選挙で選ばれた人(国会議員)が導くのではなく、この内閣法制局のトップの考え(主に左より)によって左右されるのですね。なんなんだろ。。。
しかし、自虐史観をここまで植え込まれたにも関わらず高度成長できたのは奇跡的だな。量産型人材を作るにはあまり何も考えず、国の言うことを聞く人間がハマっただけのような気がするけど。次のステージである創造的な人材を作るにはこれまでのやり方は完全にマッチしていないのだけど、既得権益のせいでうまくいかない。ここでまた外圧(アメリカからの圧力orロシア/中国/北朝鮮/韓国からの侵略)がないと変われない国はホント駄目だなと絶望してしまう。
2022年12月10日
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トッカン 特別国税徴収官 (ハヤカワ文庫JA)
- 高殿円
- 早川書房 / 2012年5月24日発売
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国税徴収管という変わった職業の話。アニメ声っぽい女性側の声が意外とハマっててドタバタ感を演出してたね。
続きが読みたいかと言うと、微妙かな。。。
2022年12月8日
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そして、バトンは渡された (文春文庫)
- 瀬尾まいこ
- 文藝春秋 / 2020年9月2日発売
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泣けました。親がどんだけUpdateされるんだ、って特異な状況ながらも気にすることなく素直に育ち周囲に愛される優子の話。なんで?と思うようなところもたくさんあったけど、後半ガンガン回収していきます。
梨花さんよぉ、とおもいながら読んでた(聞いてた)んだけど、最後で号泣と激しい共感。不出来ながらも一人の娘と息子の親である私は自己投影し、泣けて仕方ない。
夫婦関係、親子関係を見直すきっかけになりそうです。
2022年12月5日
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日本国紀 新版 (上) (幻冬舎文庫)
- 百田尚樹
- 幻冬舎 / 2021年11月17日発売
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古代の話なので、エビデンスに乏しい話が多いのは仕方がないけど、筆者の主観/願望が強めに入っているので、筆者の日頃の言動に賛同できるかどうかで、印象変わってくるんだろうな。
2022年12月2日
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農協の闇 (講談社現代新書)
- 窪田新之助
- 講談社 / 2022年8月18日発売
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仕事で関連することもありますが、お金があるのでガツガツしていなくおっとりとした印象を持ってました。ただ、本書を読むと、そのお金がどこから来ているのか、末端の社員がどんな気持ちと自腹を切った働きを行った結果なのかがよく分かりました。2度転職した私からすると、「そんなに社員を大切にしていない会社なら辞めたら?」と思うのだけどね。
Cashを鬼のように持っているので破綻することはないと思うけど、内部告発系で社会的に瓦解するのではないかと危惧します。
2022年11月30日
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採用基準 地頭より論理的思考力より大切なもの
- 伊賀泰代
- ダイヤモンド社 / 2012年11月8日発売
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採用活動に役立てればなぁと思って聞いたんだけど、半分くらいはマッキンゼーの仕組みの素晴らしさに割かれてました。それが意外と良かった。そして、これまでのキャリア(外資SIer、コンサルファーム、クラウドベンダー)で学んだことは正しかったのだなと改めて思った。
新人だろうと、ベテランだろうと議事録見た時にその人の実力が推し量れる、と僕は思う。
2022年11月27日
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遠隔医療のバグを巡った医療サスペンス。孤狼の血の作者であることからいろんなバイアスがありましたが、あまり盛り上がらず。
2022年11月23日
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テスカトリポカ (1)
- 佐藤究
- KADOKAWA / 2021年2月19日発売
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これはすごい。メキシコの麻薬ファミリーの結束の強さと異常さと生きるチカラの強さを感じました。
臓器売買って身近で行われていることかもと背筋が凍る思いをしました。
文化って外部からみると理解できないこと多いよね、とミッドサマーを観終えた時と同じ感覚を持ちましたね。
2022年11月18日
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あの日、君は何をした
- まさきとしか
- 小学館 / 2020年7月7日発売
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何を考えているかさっぱりわからない我が子と親の関係を描かせたら天下一品のまさきさん。Audibleだったので、母親が「たいきぃぃー、たいきぃぃぃー」と慟哭するシーンが読み手さんの力量と相まって圧巻でしたね。
2022年11月18日