グリコ・森永事件を追いかける記者と犯行に関連したであろう男の甥が事件をたどり遂にはその二人が交わる。交わるシーンは心震えたなぁ。
出来過ぎ感は否めないけど、エンターテイメントとして超満足ですね。
聡一郎…
2021年2月23日
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地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
- 細谷功
- 東洋経済新報社 / 2007年12月7日発売
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すごくよかったね。フェルミ推定=よく分からん仮定で解く問題と思ってたけど、かなり応用が効くなー。
前職や前前職で叩き込まれたことだし、結論からいくとか正に現職のWorking Backwardsの考えだししっくりくるな。
全体から入るのと、結論から入るのと、単純化して考える、この3つだけ気をつければ格段に生産性があがるね。ただ組織としてこれやらないと意味ないよね。
2021年2月23日
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屍人荘の殺人 (創元推理文庫)
- 今村昌弘
- 東京創元社 / 2019年9月11日発売
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設定はいたって王道の別荘ものだけど、あの事件を境に前提が大きく変わり荒唐無稽っぽくもテンポがよくて読ませるね。
犯人の告白とかベタすぎてわらってしまったよ。
2021年2月7日
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スマホを落としただけなのに (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
- 志駕晃
- 宝島社 / 2017年4月6日発売
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映画化されてたので存在は知ってたんだけど、イマイチなタイトルなので読もうと思ってなかった。図書館でみたら「このミス大賞」と書いてあったので、読んでみたけど、まぁ面白い。テンポも良いので、グイグイきて1日で読んでしまった。
オチの手法は目新しいものでは無いけど、前提やテクノロジーが全面に出てることはおもしろいし、1ページから犯人が出てくるもの常にモヤの中から麻美たちを見ているのがたまらなく不気味でしたね。
映画観たいと思いました
2021年1月31日
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テレビ界「バカのクラスター」を一掃せよ
- 藤原かずえ
- 飛鳥新社 / 2020年7月21日発売
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ワイドショーみてると頭悪くなるよ、と子供に言ってたけど正しかった。
所謂コメンテーターの過去の発言を蓄積、分析することで、如何に彼らが場当たり的で偏向した発言をしているかがよーく分かった。
しかし作者はおそらく何年分もモーニングショーとかサンデーモーニングを見たと思うけど、よく気が持ったなぁと賞賛したい。
2021年1月31日
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池上彰が聞く韓国のホンネ
- 池上彰
- 朝日新聞出版 / 2019年4月5日発売
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読み終わって、切れ味の悪さと目新しさのなさが印象でしたが、出版社を最後に見て納得した。
読むんじゃなかった…
2021年1月31日
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新装版 世に棲む日日 (4) (文春文庫)
- 司馬遼太郎
- 文藝春秋 / 2003年4月10日発売
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ついに最終巻。晋作爆発の時。
創始者である奇兵隊から挙兵の加勢を断られた晋作は自分と伊藤俊介(のちの博文)と力士隊のみで長州藩に対してクーデターを行った。嗚呼、晋作よ。生き急ぎ、師である松陰先生同様幕府の瓦解と新しい日本を見ることができなかったが、それでも師の教えの通り、生きて為すべきとを為してから旅立ったので悔いはなかったのではなかろうか…
これより長州男子の肝っ玉をお目にかけます
とか
わしとお前は焼山葛 うらは切れても根は切れぬ
とか、しびれる名言。
確かにこの時代の志士には珍しく、他藩とは全く交流が無かったのも面白い。そこも松陰先生が生きてたら違ってたのだろうなぁ。
この時代の人物は代わりがきかない人だらけなのだけど、勝海舟、西郷吉之助、大久保一蔵と並んで晋作も幕末の巨大な柱でしたね。
山縣狂介が意外と活躍してたので安心した…
2021年1月23日
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ぼくは麻理のなか(9) (アクションコミックス)
- 押見修造
- 双葉社 / 2016年9月28日発売
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流石の押見作品。最高でした。クラスでいまいちな女の子を描かせたら一番。一軍に近づきたくても近づけない心情、憧れ、妬み、依がとても魅力的でした。
2021年1月22日
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新装版 世に棲む日日 (2) (文春文庫)
- 司馬遼太郎
- 文藝春秋 / 2003年3月10日発売
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感想書き忘れてた。
寅次郎は人を信じすぎる、話を聞いてくれたら自分のことを理解してくれると過度に信じていたのでしょう。そして自分の思想に狂っていたのでしょう。でないと法廷で聞かれてもないのに、総理大臣暗殺クラスの陰謀を自白するようなことをしないでしょう。その純心さ、ゆえに多くの人が慕い、愛し、影響を受けて、そして自身の命をうしなってしまったのだなぁ。
晋作の出番です。
2021年1月13日
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新装版 世に棲む日日 (1) (文春文庫)
- 司馬遼太郎
- 文藝春秋 / 2003年3月10日発売
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感想書き忘れてたのですが、最高でした。
寅次郎の狂気は純心からきているのです。物事を突き詰めると自然と狂ってくるのです。
2021年1月13日
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新装版 世に棲む日日 (3) (文春文庫)
- 司馬遼太郎
- 文藝春秋 / 2003年4月10日発売
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最高すぎるぞ。松陰先生亡き後を描いているが、長州藩の狼狽ようが当時の混乱をよく表してますね。風雲児たちの最新巻を抜いていきましたがこっちはこっちで晋作をしっかり描写しているので風雲児たちの補完としてもおもしろい。しかし、司馬先生、晋作の事好きすぎて、持ち上げすぎ感があるね。天才、雷電、まぁそうだけど。
晋作とお雅の関係がいいね。
山縣有朋が、これでもかとばかりにdisられているのも興味深い。
好きなシーンはやはり英国との敗戦交渉だね。アーネストサトーがいうには魔王のように剛然としてたらしいしね。
2021年1月13日
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昨日がなければ明日もない
- 宮部みゆき
- 文藝春秋 / 2018年11月30日発売
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杉村三郎シリーズ
1話はイカれた先輩の腰巾着の話し。ここの先輩は巨悪であるが、優美の責任もかなり大きい。断れず加担する人間もまた同罪。自分の考えを持たずに周りに流されていくと当たり前だが、悪い波が来たときには飲み込まれる。
2話は結婚式当日のドタバタ劇。なんか宮部さんらしからぬ題材かなと思うのだけど、しっかり中学生目線で加奈が出てくるところは宮部さんらしい
3話は毒親の話し。ムスメの小学校にも、こんな親いるわーと思っていたら、最後の急展開。東野圭吾的な終わり方かなと思ってしまった。他人によって作られた過去(よりにもよって1つ上の姉ならなおさら)に引きづられた人生は、ホント辛かっただろうね。三恵の幸せを望まざるを得ない…
2021年1月3日
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IT業界の働き方改革 (経営者新書 207)
- 高瀬俊誠
- 幻冬舎 / 2018年9月21日発売
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概ね納得なのですが、発注側の視点がないのと、コロナ禍で気づいた「帰属意識」や「チームとしての仕事」を考えるとフリーランスが改革の切り札とはなり得ないんじゃないかなと思いました
2021年1月2日
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私の身に起きたこと ~とある在日ウイグル人男性の証言 2~
- 清水ともみ
- Jコミックテラス / 2020年11月11日発売
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中国という国家が異常だと感じるのは、中国共産党が自国(といっても漢人のみ)の繁栄のみに固執し、人類の繁栄といった考え方が全く感じられないからだと思う。
この巻で登場したハリマト・ローズ氏の勇気を心から称賛したい。実名で顔を出して、中国共産党の弾圧を告発する勇気、僕にはできるだろうか。
中華料理は美味しいし、三国志もキングダムも好きだけど、中国という生き物は今は好きになれそうにありません。
2020年12月25日
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私の身に起きたこと~とある在日ウイグル人男性の証言~
- 清水ともみ
- Jコミックテラス / 2020年11月11日発売
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ウイグル人ということだけで、行動、信仰、思想を制限されるというのは、どこからどうみても人種差別であり、種の継続まで侵害することはホロコーストです。
このような中国共産党の活動を我々は知らないといけないし、対抗していかないといけないと思う。(中国の文化や中国人すべてを否定するものではない)
ムスメにも読ませねば。
2020年12月18日
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目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画
- クライブ・ハミルトン
- 飛鳥新社 / 2020年5月28日発売
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おそらくこの書籍によって、オーストラリア国内の世論が変わり、政治を動かし、親中国だと思われていたオーストラリアのスタンスが180度変わった。その結果、2020年後半は中国から猛烈な嫌がらせを受けているけど、国民はそれでも国を乗っ取られるよりはマシだと考えているのではないかな。
金だけではなく、地方政治、、マスコミ、学術界に人を送り込んで、親中の世論や政策を作っていく恐ろしさをまざまざと知りました。こういう本が出てても親中を貫く政治家、財界人は、そっち側の人間だと思われても仕方ないよなぁ。
2020年12月11日
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アマゾン銀行が誕生する日 2025年の次世代金融シナリオ
- 田中道昭
- 日経BP / 2019年4月18日発売
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アマゾン銀行については2割くらいしか紙面が割かれておらず、2025年の金融シナリオがほとんどだった。
筆者が言うように、金融機関(特に銀行)は、これまでほぼ顧客を無視していたので、今後勝者になるには、顧客との継続で良好な関係性を築いたプレイヤーだ、ということには大賛成。三菱よりSBIの方が数倍使いやすい。
日頃仕事で国内の金融機関のお客様と相対することが多い(IT部門だけど)が、筆者の言うように日本の銀行が再度這い上がってくるという見方には否定的です。①減点主義の企業文化が変わってないので新しいことにチャンジできない②レガシシーシステムの負の遺産が大きすぎて、それを捨てることができず、新しい領域への投資ができない③前述①、②の文化で育った人たちなので人材がいない&優秀な技術者は行かない。
都銀でそれなんだから、地銀はなおさら…レガシーを抱えて沈んでいくのでしょう。それにより日本は更に景気悪化、失業率上昇。嗚呼、明るい未来が見えない…
2020年12月11日
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学び効率が最大化するインプット大全 (サンクチュアリ出版)
- 樺沢紫苑
- サンクチュアリ出版 / 2019年8月3日発売
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アウトプットを意識して、インプットをする。それで学びはむちゃ加速するよね。
本を読むとき、映画を見るとき、講演を聞くときは、レビューで書くこと、人に話すことを前提として活動しましょう。そのとおり。
2020年12月11日
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もっと知りたい長谷川等伯 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)
- 黒田泰三
- 東京美術 / 2010年2月20日発売
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松林図は是非本物を見たい
2020年12月9日
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セーラー服の歌人 鳥居 拾った新聞で字を覚えたホームレス少女の物語
- 岩岡千景
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス / 2016年2月9日発売
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今年1番に魂を揺さぶられました。僕のような文章弱者は本作のように鳥居さんの生い立ちを辿りながら、感情移入しながら、作品(短歌)を読む事で理解し、感動する。
鳥居さんの作品を手に取ろう。そして鳥居さんが幸せに暮らせることを東京の端より願います。
2020年12月9日
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ここはウォーターフォール市、アジャイル町 ストーリーで学ぶアジャイルな組織のつくり方
- 沢渡あまね
- 翔泳社 / 2020年10月14日発売
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非常に良いですね。アジャイルはカルチャーで、ウォーターフォールと二項対立ではないですわ。
Techの話がほとんどないのも好感持てます。ツールじゃないんだよね。
2020年11月25日
内容としてはそこそこタメになるが、昔のごっつええ感じを意識したような関西弁が受け入れられない…
2020年11月6日
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学習まんが 5 十字軍とモンゴル帝国 (学研まんが NEW世界の歴史)
- 学研プラス
- 学研プラス / 2016年2月9日発売
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国家の怠慢(新潮新書)
- 高橋洋一
- 新潮社 / 2020年8月19日発売
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高橋さんの言ってることは、非常に腑に落ちるのだけど、なぜ国がそっちに動かないかがわからないし、そこを教えてほしいし、変えてほしい
・戦争のときは作成会議に財務大臣を入れちゃダメなんですよ。
→なるほどー。コロナ対策の景気テコ入れで財務省を入れると思い切った手が打てなくなるという、いい例えですね
・需給関係の予測は不可能。需給関係なんて、役所が分かるわけがない
→加計学園問題の時の農水省の失敗。法学部出たからと言ってみんなが弁護士になるわけではないのに、何を言うとるんだと。需給は市場にまかせるべきだよなぁ。
2020年10月2日