コラプティオ

著者 :
  • 文藝春秋 (2011年7月28日発売)
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感想 : 142
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北区議会員の音喜多さんのお勧めにあがってたので読んでみました。
日本では珍しいカリスマ型の宮藤、その宮藤に学生時代心酔した官邸スタッフの白石、白石の元同級生の記者神林。その三人が織りなす劇場型の政治とそれを伝えるマスコミの葛藤がとてもダイナミックに描かれていてとても面白かった。
ちょうどISISによる日本人人質のタイミングもあり、重なるところもありました。

正義は誰のため?国のため?日本人のため?世界のため?
価値観によって立ち位置が大きく変わります。田坂の原理主義的な考え、支持したいです。まずは、理想を追い求めないと落とし所も見えません。

悲観主義者はすべての好機に困難を見つけるが、、楽観主義者はすべての困難の中に好機を見いだす-チャーチル

白井がこのアイリッシュモルト(ブッシュミルズ)を好む理由があるあ。この酒は革命の酒なのだ。英国の横暴によって分断されたアイルランドの戦士達が必ず闘いの前に飲み明かした酒だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2015年2月12日
読了日 : 2015年2月12日
本棚登録日 : 2015年2月12日

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