現在でもそのまま使える内容で30年近く前に書かれたとは思えなかった。もしかしたらうちの親にも毒っぽいところがあったかもなと考えながら読んだけども、ほぼ全編客観的に読めたところを見るに、そんなに毒のない親だったのかなと幸せだったかもと思った。反面実際に毒になる親と過ごした人がこれを読んだらどれだけの感情的な揺さぶりを受けるのかとちょっと恐ろしくもなった。俺にできるのはこれを読んでこういった事を自分の子にしないということと、もし毒になる親を持つ人から打ち明けられた時にちゃんと聞く姿勢を見せること、かな。実際にそういった親を持たない人にとっても、抑圧から開放されるための手法が実際的に紹介されていて示唆に溢れた一冊だと思う。親として読んでよかった。古本市で買った3冊100円の文庫のひとつ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
育児・児童
- 感想投稿日 : 2019年10月23日
- 読了日 : 2019年10月23日
- 本棚登録日 : 2019年10月15日
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