最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこ
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2006年1月1日発売)
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今の企業では、入社して役職を得ていくプロセスにおいて、マネージャーを経験してリーダーになっていくシステムのように思う。しかし、実はマネージャーの延長線上にリーダーはないのだと分かった。
リーダーにもマネージャーにも違った素質が必要で、優秀なマネージャーだから優秀なリーダー候補という訳ではない。マネージャーが適職だったり、マネージャーがダメでもリーダーに適性があるというケースだってあるはずなのだ。
それぞれに必要なことが、この本には書いてある。
優秀なマネージャーになりたいのか。優秀なリーダーになりたいのか。それぞれの目的に応じて、見る視点や行動の仕方を変えていかなくてはならない。
「たった一つのこと」と言っているが実は一つではない。しかし、多くの項目を挙げていないので、本質のような印象を持つ。まずは、実践してみる上でも明確な指針となるのではないかと思う。
構成については疑問がある。
第一部では組織の継続的な成功について書かれており、第二部では個人の継続的な成功について書かれている。
この本のタイトルでは、組織について書かれているような印象ではあるが、個人についての成功がなぜ書かれているのかが疑問だった。だが、個人についての成功は共感できる内容だった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ハウツー
- 感想投稿日 : 2021年8月26日
- 読了日 : 2021年8月26日
- 本棚登録日 : 2021年8月3日
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