欲望のベクトル (角川ルビー文庫)

  • 角川書店 (2004年10月29日発売)
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感想 : 7
5

(あらすじ)
母親の再婚によってできた義理の兄・達郎に幼い頃から溺愛され、
すっかり世間知らずに育ってしまった大学生の和希。
そのうえ、その達郎に毎晩彼のベッドで眠るじぶんにのカラダに
悪戯をされているとは、少しも気付いていない。
そんなある日、彼らの義父の隠し子だというふたりの青年
将吾と亨が突然現れ、和希たちが住む屋敷で同居することに!
義兄弟という気安さから、将吾たちに懐く和希だったが、
いずれ和希に手を出すつもりだった達郎は次第に苛立ちをつのらせて…!?


(感想)

笹本達郎(義兄)×笹本和希(義弟)

えっと、えっと、いい意味でバカっプル?!(笑)

複雑なお家柄みたいですが、別にいじめとかある訳でなく、
達郎の和希に対しての溺愛ぶりといいますか執着といいますか、
ここまでくると逆にすばらしいです!!

和希だけには見せない腹黒さ、
それにまったく気づかない素直(世間知らず)すぎる和希、
はい、お似合いです!!
おいおい酔ってるからって、何しても起きないのか和希(笑)

外の子が現れたことで達郎のあせりも出て
監禁ときましたか~。

嫌嫌と思いながらも最後には許す和希。
まぁ、達郎が自分から離れていく事態に比べれば
監禁なんてなんてこたぁない?!

なんだかんだで、お兄ちゃんは弟に振回されるのです。
年の差っていうのも私は好きかも~っ。

そして高城というキャラ、
お兄ちゃんを超える腹黒さでこれから期待大!!(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: きたざわ尋子
感想投稿日 : 2012年1月14日
読了日 : 2012年1月14日
本棚登録日 : 2008年9月29日

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