(あらすじ)
やくざの若頭・東原と弁護士の貴史が関係を持って半年。
会ったその日に東原の手中に落ち、
その後何度となく体を重ねていながらも、
貴史は彼の気持ちを掴めずにいた。
常に東原の都合で呼び出されては、快楽に喘がされるだけの関係。
気まぐれで自分勝手な冷たい男だと思うのに、
貴史は惹かれていくのをとめられない。
一方、東原の周囲は発砲事件がもとでにわかに緊迫感を増していき…。
(感想)
東原辰雄(川口組若頭)×執行貴史(弁護士)
「艶恋」を読む前に再読!!
そうそうこういう話だったよ。
東原と貴史の関係。
多くを語らない東原のせいで悩む貴史。
確かに都合のいいような関係に取れてもしょうがないけれど
東原から離れられない気持ちが痛いほど解る~。
全ては貴史、お前を守るために東原の取ってる行動なんだよ。
(読者にはその東原の心情が文章で読めるから何とでも言えるんだけど…)
だけど周辺の人物に都合のいい男の扱いとして態度に見せていても
バレるところにはバレてて、貴史拉致!!
貴史は諦めていたけれど、まっ、東原が貴史を手放すわけもなく
解放する条件(結構な稼ぎを手放す)をのんでまでも
取り戻そうとする東原がいい!!
その取引に関してのことや他、多くを語らない東原に対して
「もしや…」
という気持ちを持ちながらも、結局は素直に聞くことができず
相変わらず自分の気持ちを持て余してる2人。
傍から見てて「あ~っ、もうイジイジする」状態ですが
それが少しでも「艶恋」で解消されてるといいなぁ。
そして宗親、漢に惚れるのも解るけれど
東原にチョッカイ出すの止めなさい。
あんたには織がいるでしょうが!!
- 感想投稿日 : 2013年2月18日
- 読了日 : 2013年2月18日
- 本棚登録日 : 2008年10月2日
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