ようやく読み終わった!長かったー!約600ページなり。
2002年度Nebula賞受賞作品。最初の100頁と後半の200頁はぐんぐん読めた。They are really thought provoking page turner!
途中300頁くらいはどうなんだろう。確かに最後の意表をつく、相次ぐどんでん返し、というか既成概念を打ち破る出来事につなげるための大切な伏線だったと思うけど、もうちょっとすっきりできたんじゃないかなー。なんて、作家でもないのに生意気か。
この中に出てくる数々のモチーフはThe Graveyard Bookでみごとに集結されている。
大学卒業式典でGaimanは「書けば書くほど、上手になっていった」と自身のスキルを振り返っているけれど、「ほんとにそうだったんだぁ」って思う。
Gaimanの神の位置づけは、京極夏彦の『豆腐小僧』に表されている妖怪に通じるものがある気がしたなー。
大変だったけど、実に面白く読めました。
主人公のShadowはなんとなく『The Graveyard Book』のSilasの前進なのかなーって思った。ある意味100%人間とは言えないとことか、覚えていないほうがいい記憶を、そっと友人から抜き去ってあげるところとか。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
Literature / Novels
- 感想投稿日 : 2013年5月23日
- 読了日 : 2013年6月7日
- 本棚登録日 : 2013年5月23日
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