Harry Potter and the Deathly Hallows (Harry Potter, 7)
- Scholastic Paperbacks (2009年7月7日発売)
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感想 : 22件
読み終わった〜!!
ポッターシリーズでは一番のめりこめた。これまでの伏線が収束して、テンポもよく私好みのスピード感。ここに至るまでは伏線の意味もあって、時々疲れる部分が多かった。
なんと言っても最後のオチ。これは映画を見て知ってはいたけれど、やはり感動します。ダンブルドアの先を読む思い遣り(途中で誤解されることも承知の上で)にも心を打たれるし、スネイプの印象が決定的に変わる。同じテーマはL'Engleの"Wind in the Door"や、あの『セーラームーン』でも扱われるけれど、やっぱり自らを犠牲にする行為によって、人は生を得るのです。逆説的だけど。
不思議なのはどうしてLilyはJamesを選んだのかということ。そのあたりを番外編で書いてくれるといいなあ。
これもまたイギリス英語です。最近趣味で読む本はイギリスものが多い。口語表現がやっぱりアメリカ英語と違うので、推測しながら読む部分も多いのですが、堪能しました。
Audiobookも入手。やはり音の助けがあると、理解が深まる。
私が好きなのは最後の対決の場面で、ポッターが「Experiarms」を使ったところ。死を制するのは、死の呪文でもないのです。そして死を覚悟した者だけが、生を存分に享受することができるのだなあと。
スネイプさんとLilyのpatronumが同じっていうのも面白い。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
Children and YA
- 感想投稿日 : 2016年10月3日
- 読了日 : 2016年9月27日
- 本棚登録日 : 2016年10月3日
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