Harry Potter and the Deathly Hallows (Harry Potter, 7)

著者 :
  • Scholastic Paperbacks (2009年7月7日発売)
4.42
  • (32)
  • (14)
  • (9)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 134
感想 : 22
5

読み終わった〜!!

ポッターシリーズでは一番のめりこめた。これまでの伏線が収束して、テンポもよく私好みのスピード感。ここに至るまでは伏線の意味もあって、時々疲れる部分が多かった。

なんと言っても最後のオチ。これは映画を見て知ってはいたけれど、やはり感動します。ダンブルドアの先を読む思い遣り(途中で誤解されることも承知の上で)にも心を打たれるし、スネイプの印象が決定的に変わる。同じテーマはL'Engleの"Wind in the Door"や、あの『セーラームーン』でも扱われるけれど、やっぱり自らを犠牲にする行為によって、人は生を得るのです。逆説的だけど。

不思議なのはどうしてLilyはJamesを選んだのかということ。そのあたりを番外編で書いてくれるといいなあ。

これもまたイギリス英語です。最近趣味で読む本はイギリスものが多い。口語表現がやっぱりアメリカ英語と違うので、推測しながら読む部分も多いのですが、堪能しました。

Audiobookも入手。やはり音の助けがあると、理解が深まる。

私が好きなのは最後の対決の場面で、ポッターが「Experiarms」を使ったところ。死を制するのは、死の呪文でもないのです。そして死を覚悟した者だけが、生を存分に享受することができるのだなあと。

スネイプさんとLilyのpatronumが同じっていうのも面白い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: Children and YA
感想投稿日 : 2016年10月3日
読了日 : 2016年9月27日
本棚登録日 : 2016年10月3日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする