Tehanu: The Earthsea Cycle (Earthsea#4)

著者 :
  • Gallery / Saga Press (2001年9月1日発売)
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感想 : 3
5

The Farthest Shoreを飛ばして間違えてこちらを先に読んでしまったけど、話はちゃんと追えました(だからもう最後まで読んじゃった)。

Gedがそいういうことになってしまったので、別のテーマがわらわらと出て来たんだけど、「そうかそういう展開になるんだー」と色んな意味で感心しました。<でもやっぱり切なかったよ。>

ヒーローがいつまでたってもヒーローでいるよりも、真実味・現実味があっていいなぁ。Tenarとの関係の成就も。

<前作を読んで思ったこと---そうか。The Farthest Shoreで既にTenarとの関係性の伏線がもうはってあったのか。語りの部分でちらりと出てくるだけなんだけど>

私がLe Guinのwizard(達)が好きなのは、他の誰も使えないような魔法が使えても賢人でも「超」人間ではなく、限界のある人間だからだ。

これもほぼ一気読み。

自分が常々思っていることーーでももやもやとした概念で留まり、言葉にならないようなことーーが的確な言葉で表されているのに出逢うのはとても幸せな、心強い体験。

本作を書いた時点のLe Guinにはどんな心境の変化が起っていたんでしょうね。フェミニズムを色濃く感じたけど、これまた現実味があって私は好きだった。解決されないままの謎も多いけど、それもまたこの世の真実。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: Children and YA
感想投稿日 : 2013年10月17日
読了日 : 2013年10月16日
本棚登録日 : 2013年10月17日

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