近代物のBL漫画をまとめようとして、思い出して掘り出してみました。
大正時代が舞台のこってこてな耽美ものです。
幽閉された青年とその義理の兄(ちょっと二人の顔が似過ぎなのが不自然)と、青年を助けたい書生さんの三角関係話になるのでしょうか。
展開がやたらとドラマチックで、昔の昼メロを観ているようです。
そういや、こういう話好きだったなあと思いつつ。
こういうコッテコテな耽美話って、最近は見かけないですね。
鉄格子越しで無理矢理躯を広げさせられるシーン、こういうのたまらないです(笑)
そして、一波乱あってこうなるだろうなあというラストで、めでたし、めでたし。
義理の兄はどうなっちゃったんですかね。何となく死んでいないような。
しかし、心中を図った姉の婚約者は、ちょっとショタ趣味過ぎやしないかと思うのですが、どうでしょう。
もう少し丹生さんが年を取っててよかったような。
かなり子供ですよね、あれ。
そんな子供に婚約者寝取られたら、そりゃあ姉さん傷つきますよ。
そういう事はさておき、当時の背景もきちんと描かれていて、とても読み応えある一作でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
BL漫画
- 感想投稿日 : 2014年2月9日
- 読了日 : 2014年2月9日
- 本棚登録日 : 2014年2月9日
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