夫婦共働きで子どもはいらない、いわゆるDINKsの二人に、望まない赤ちゃんが出来た。共働きと言っても、旦那はフリーのカメラマンで低所得、出版社勤務の奥さんが家計を支える形なので、赤ちゃんが出来たことで今後の人生設計総崩れ。そんなところからお話は始まる。
ちょくちょく主人公の千花子は子どもが嫌いだ、欲しくなんてない、と言っているんだけど、なんとも説得力がない。なんだかんだで妊娠した自分を受け入れるのが早かったし。その辺は微妙だなぁとは思ったけど、生む決意をしてから色んな頑張りを見せる千花子に、自然と応援する気持ちがわいた。お金の心配している割りに、この夫婦の金銭感覚がおかしくて将来が心配にはなったけど(笑)、でもなかなか楽しく読めた。
最後、生んでからダラダラ続かず、スパッと終わってくれたのも良かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2016年読了
- 感想投稿日 : 2016年5月2日
- 読了日 : 2016年5月2日
- 本棚登録日 : 2016年5月2日
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