カラ売り屋たちが標的にするのは、仮想通貨市場、日本を代表とする航空会社、そしてEVの寵児。
航空会社は少し古いトピックで斬新さには欠ける。
仮想通貨とEVについてはよく研究されている。それぞれを勉強する入門としては面白い読み物かもしれない。ただ多少の基礎知識が必要。
自分としてはEVが面白かった。イーロンマスクを日本人に仕立てあげ、製造業の様々な困難に押し潰られそうになりながら一人でリーダーシップを発揮(かなりは嫌われ者になりつつ)して株価を押し上げていく様は設定として面白い。EVも燃料エンジンから簡単に(部品点数が劇的に少ないから)切り替えられるようなイメージが一般にあるけれど、実はそんなに簡単ではないということがよくわかる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
和小説
- 感想投稿日 : 2022年2月18日
- 読了日 : 2022年2月16日
- 本棚登録日 : 2021年8月27日
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