愚者の毒 (祥伝社文庫)

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本棚登録 : 219
レビュー : 44
Kazuko Ohtaさん 既読(2018年)   読み終わった 

読むのに体力が要ると聞いていましたが、重量級。

職安の初歩的ミスで知り合った2人の女性。これまで人づきあいを避けてきた彼女たちが無二の親友に。

不穏な空気を漂わせながらも第1章はまだ平和。第2章以降はキツイ、本当にキツイ。登場人物の名前のせいなのか、なぜか読んでいるあいだじゅう、山崎ハコの『織江の唄』が頭の中を流れ、読後に同じ筑豊炭鉱が舞台の『青春の門』の主題歌だったと気づく。内容はまるで違うのに、どん底感が一緒。

たいがいヘヴィー(で好き)だった『雪の鉄樹』を上回るヘヴィーさ。誰が誰なのかは予想がついたからその点に驚きはないけれど、綿々と続く過去の描写がつらすぎて、なのに読まずにいられません。

生きることは苦しい。それでも生きてゆく。

レビュー投稿日
2018年2月6日
読了日
2018年2月6日
本棚登録日
2018年2月6日
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