([お]5-1)食堂かたつむり (ポプラ文庫)

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本棚登録 : 9049
レビュー : 1325
著者 :
zu-yan.kさん  未設定  読み終わった 

暖かく、いろんな描写がとてもきれいな作品だった。

インド人の彼氏になにもかも持っていかれ、行くあてもなくなくなった倫子は、絶縁していた母のもの、故郷へと戻る。声が出なくなった中で筆談で営む食堂かたつむりを始める。一日ひと組の完全予約制の食堂。倫子がつくる幸せを呼ぶ料理が、人々を幸せに導く。

幸せや喜びは、春の光みたいに丁寧に暖かく描かれ、故郷の森の雰囲気や料理の描写はすごく細かく、匂いまで伝わってくるかのような描かれ方だった。
それでいて悲しみの場面はフラットで、フクロウ爺が時計だったとかエルメスを食用豚にするところなど、びっくりする展開もあったが、悲しみがそそられるような感じではなかった。ただ、そんな描写だからこそ読み終わった時ても、すごくあったかい感じがする
小川糸さんの表現力はやっぱりすごいと思った作品だった。

レビュー投稿日
2018年12月15日
読了日
2018年12月15日
本棚登録日
2018年12月15日
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