なんという……半端なさ。
サラ・ウォーターズは「茨の城」から入ったので、
てっきりああいう落ちだと思ってたんですよ。
なのに今回ミステリー要素が少なくて……なんていうか……
怪しげなスピリチュアルの匂いがぷんぷん。
正直「霊媒にハマりすぎた典型的なヤバイ人」な感じ。
それでも「茨の城」を先に読んでいたから、
どこか信じていたのかもしれません。あの結果だと。
ところがどっこい。
すさまじい結果でした。もう、本当にお見事。
普段なら投げ捨てているところですが、
見事に騙されすぎてそれすら出来ない。
しっかしこの作者、本当に精神的に「痛い」の大好きだよなあ。
あとこの人が騙すのに使うパターンも把握した。
しかしほんと……納得することとスッキリすることとは別なんですね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2011年12月20日
- 読了日 : 2011年12月20日
- 本棚登録日 : 2011年12月20日
みんなの感想をみる