まどろみ消去 (講談社文庫)

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本棚登録 : 3366
レビュー : 258
著者 :
制作 : 山田 章博 
奈良ヒロキヒロキさん 森博嗣   読み終わった 

『まあ、あまり、気になさらない方が良いです。僕も貴女も、時間は未来にしか残っていません』

『確かにそう…、一人だけで良いから、誰か他の人に、自分の生きているところを見てもらいたい、と思うことはありますよ。』

『僕も、こうして今、奥さんと話をしているのが、小さな楽しみ、幸せですよ。こんなことだけが、毎日毎日の我々の生きる目的なんでしょう、きっとね』

『いえいえ、本当に、お返事は、いつでも良いのです。そうですね、また、この次ということで… ー そうすれば、ええ、少なくとも、もう一度は、お会いできるでしょうから』

『とにかく感情的な言葉を使うのはよしなさい。そうやって、自分でしゃべった言葉で、興奮してしまうんだよ。』

『そうでしょう? 理解できないことだってあるのよ、世の中には…。なんでも、数学みたいにはいかないのよ』

『もう発狂しそうなくらい不味くって不味くって…。一応、全部食べたけどね。うん? 発狂はしなかったよ。』

『うん、今思うと、やっぱ運命ってやつ?』

『どうして、ああいう時間って、すぐに過ぎてしまうんだろう。楽しいときって、神様がビデオを二倍速にしてるんじゃないかって、ときどき思うよね。』

『もう、助手席にさ、接着剤でくっついちゃったみたいなんだ。あ、これはオーバーかな?』

『あとあとそれが何の役に立つのか、あるいは何の役にも立たないのか、まるでわからない。けれど、わからない場合には、とりあえず何でも経験しておくのが、この世界の常套手段である。』

『だんだん、申し合わせたみたいに、みんなで鈍感になって、頑張って単細胞の不感症になって、いろんなことが気にならなくなるのだ。』

『一日中、たった一つの微分方程式を睨んでいた、あの素敵な時間は、どこにいってしまったのだろう?』

レビュー投稿日
2011年9月19日
読了日
2011年9月19日
本棚登録日
2011年9月19日
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