奇跡の脳―脳科学者の脳が壊れたとき (新潮文庫)

  • 新潮社 (2012年3月28日発売)
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本書に先駆けて、TEDで、ジル・ボルト・テイラーの講演を聞いた。実際の脳の標本を手に語る彼女は新進気鋭の脳科学者でありながら、若くして既に脳卒中を経験した人であったが、とてもそうは見えない。むしろ、専門家が自らの経験を、実験のよき進め手として、冷静にその経過を見守っているようだ。それは凄いことに違いない。

本書は、ジルの言葉や内容にすっかり心を奪われるが、それは、この訳書を仕上げるために翻訳を十分に検討されたことに拠るところが大きい。巻末の解説はinformativeで参考になる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 医・人・いのち
感想投稿日 : 2014年9月7日
読了日 : 2014年8月4日
本棚登録日 : 2014年8月4日

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