メディアマーカーの献本でいただいた本。
久しぶりに読書術の本を読んだが、著者も文中で語っているように、目新しい読書術の本ではなく、これまでの読書法をまとめたものと言った方がよい。だからこそのハイブリッド(組み合わせ)。
読書術の本だが、著者の問題意識は、読書ではなく、「自分の頭を使うこと」にある。
FBの「いいね」で済ませてしまい、頭に浮かんだモヤモヤを言葉にしない、という記述や、本を見ながら話していたという新人占い師の話からもそう思える。
気になる読書ノートについては、読了直後ではなく頭が冷めてから、という指摘は、そういう考えもあるのか、と思った。これまでは、忘れないうちに・・・と思っていたので。
また、「情報の関係性を脳内に取り込む必要のない」本や、「レバレッジメモを作成するだけの本」という表現は目から鱗。言われてみれば確かにそうなのだが、自分のなかでは、レバレッジメモ=読書メモだったので、メモを作る本というのは上等な本、というイメージだった。
読書感想を引き出す7つの質問というのは使える。私もブログで書評的なものを書くときや、読書メモを書くときには、同様の考え方で、フォーマット化をしていた。最近は使ってないが。
読書×EVERNOTEに興味がある方にオススメです。
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(目次)
1 自軸を作る読書術
(これからの読書スタイル「ハイブリッド読書術」 読書の技術、その前に ほか)
2 リアルとウェブで本と出会う
(シンプルな接書戦略 接書戦略の2つの要素 ほか)
3 速・精・熟を組み合わせるハイブリッド読書術
(本の読み方を考える 読書の準備を整える ほか)
4 Evernoteにクラウド読書ノートを作る
(読了後に何をするのか 読書ノートに関する注意点 ほか)
5 新しい読書の可能性
(新しい読書とは? ソーシャルリーディングとは ほか)
- 感想投稿日 : 2018年10月12日
- 読了日 : 2013年5月15日
- 本棚登録日 : 2018年10月12日
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