時代小説。「剣客商売」シリーズ番外編。上下2巻。
小兵衛の若かりし頃(32歳~)、剣客・波切八郎との出会いとそれぞれの過ごした日々が描かれている。
波切八郎と真剣の勝負を約束した小兵衛は、勝負に勝った暁には、師の道場の後をつかず自らの器にあった道場を開き、お貞と夫婦になろうと思い、精進している。
しかし波切八郎の方は、ふとしたことから剣の道を踏み外して黒幕からの刺客として動くことになる。そのため小兵衛との約束も果たせなくなり・・。
冒頭から小兵衛ではなく、波切八郎のことがたくさん書かれており、その合間に小兵衛の今は?というような書き方になっているので初読の折は少し読みづらかった。
もう上下巻読み終わり、全体としては非常に読み応えのあるものだった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
池波正太郎
- 感想投稿日 : 2013年3月8日
- 読了日 : 2013年3月8日
- 本棚登録日 : 2013年3月8日
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