フェミニズムの議論は幅広い。本書では、フェミニズムの一部の議論を取り上げて、痛切な批判を展開している。とはいえ、読後感は悪くない。筆者が述べているように、フェミニズムへのシンパシーが通底にはあるから、なのだろう。当たり前の批判を、当たり前に言うことそのものが難しい場合がある。本書は、その意味で、当たり前の批判を正攻法で述べただけ、でもある。が、そんな態度は(決断主義的なキライはあるけれど)悪くない、と思った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ジェンダー・セクシュアリティ
- 感想投稿日 : 2013年7月7日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2013年6月15日
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