現在も活動している建築家(又は惜しくも亡くなりましたが、現役を貫いた)が設計した20年以上経っている住宅を紹介しています。
この本では24軒が紹介されていますが、実際に取材をしたのはその3倍にのぼったそうです。その理由に、他の人手に渡っていたり、建て替えられていたり、設計者には見せられないような状態だったり…と、この日本は、同じ家に建てた時の状態で住み続ける事が難しいみたいです。
紹介されている24軒は、原形をとどめながら、20年以上その家族に愛おしまれて住み続けられた生きた家です。
家族構成が変わっても、住みやすい家は、柔軟に対応出来、メンテナンスされながら、より住みやすい家に成長してきた姿が写真や住人のインタビューで分かります。
モデルハウスみたいな、人の温かみを感じない凝ったデザインの家ではなくて、住人と共に歳月を重ね、使いこなされた素敵な家ばかりです。
家を愛おしんで使って住んで行きたいとおもいました。
読書状況:いま読んでる
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カテゴリ:
建築
- 感想投稿日 : 2011年7月27日
- 本棚登録日 : 2011年7月27日
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