いったい何度目の正直なのかw
みんな大好き「そし誰」フォロワーではありません。
てか、孤島で人が死ぬ「だけ」のミステリですらないかも。なんせはよ死ね、まだ死なぬでイライラ最高潮。7割過ぎても、(はっきりした形では)殺人が起こらない。読むの遅いせいかと思ったけど、いや私のせいじゃないよねこのいらだちはw
閑話休題。
そういうの除いても、ふつーに腹立つストーリー。「どいつもこいつも腹立つ奴ばかり」的なレビューを見たけど、いや諸悪の根源は1人だろ。
そいつが伝染病のように周囲の人間を悪人菌に冒していくんだけど、この大元のワルさが半端じゃない。しかもシャレになんない、ガチで気分悪くなる種類のワルさなので、爽快感のかけらもない。本気で腹立つ奴の卑怯卑劣な所業と、なかなか殺人事件が起こらないイライラがてんこ盛りとなると、これはツラいなんてもんじゃない。
本書から得られるものとしては、「男は(特に徒党を組むと)ろくなもんじゃない」という教訓のみ。まあそれも、とっくにわかりきってたことですけど。
唯一、被害者ではなく○○に意外性を盛り込んだ最後のネタは効いていたと思う。そこで加点しての、かろうじての星3つ。
2021/10/18〜11/15読了
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
クローズド・サークルっぽい何か
- 感想投稿日 : 2021年11月15日
- 読了日 : 2021年11月15日
- 本棚登録日 : 2021年11月15日
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