和歌山県立医科大学図書館三葛館の本棚

三葛館一般 933||IS

いわずと知れたカズオ・イシグロの代表作。最近、舞台を日本に置き換えたドラマ版が放送されましたので、そちらをご覧になった方も多いことでしょう。臓器提供のために創られたクローン人間をテーマに、命のリミットを突きつけられる若者たちの苦悩を描いています。荒唐無稽とは言いきれないリアリティが重厚な読後感をもたらします。
                              (ゆず)

和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=90177

三葛館一般 913.6||ON

2017年本屋大賞と直木賞を受賞した恩田陸の超話題作です。ダブル受賞は史上初の快挙だそうです。三葛館でも貸出の多い作品の一つです。若く才能あふれるピアニストたちのみずみずしい物語に引き込まれることでしょう。まだ読まれてない方はぜひ。
                              (ゆず)

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三葛館一般 913.6||OG

失踪した夫を探して南の島へ辿り着いたまりあ。つるかめ助産院や出会った人たちに助けられながら出産に挑むことに。主人公のとまどいがリアルですが、重くならないのはどこかのんびりとした南国の穏やかな空気感ゆえでしょうか。こんな助産院あればなあ、と主人公の出会いがうらやましくなります。
                              (ゆず)

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三葛館一般 913.6||IK

足袋製造の「こはぜ屋」は会社存亡の危機を賭けて未知の分野であるランニングシューズの開発に挑戦する。2017年秋ドラマが大変話題のようです。ドラマにはまっている方も、そうでない方も稀代のストーリーテラー、池井戸潤氏の熱い物語をお楽しみください。

                              (ゆず)

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三葛館一般 913.6||MU

大学時代から18年間ずっとコンビニでバイトをしている女性が主人公。
家族や友人は彼女が普通に結婚したり正社員になること・・・世間で言う「普通であること」を望んでいるが、普通っていったい何なのか?を改めて考えさせられます。
主人公と同棲することになった卑屈で見苦しい白羽に押し切られ、いったんコンビニ店員を辞めて正社員の面接に行こうとしたが、自分がコンビニ人間だと気づいて啖呵を切って白羽と別れる場面もとても爽快です。
主人公のブレることのないコンビニでの仕事に対する高いプロ意識も素敵に思います。              
                              (かき)

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三葛館一般 913.6||NA

平凡な理系の男子学生と自分の生き方を確立して落ち着きのある同級生の彼女が主人公。
『~“恋のうた”』というタイトルだけあって、もちろん彼らの爽やかな恋愛模様や恋愛の悩みなども描かれていますが、なんともなしに平凡な日々を過ごす登場人物たちの様々な思いや生き様、青春が描かれています。
主人公を取り巻く登場人物たちもとてもいい味を出していて、思わず引き込まれてしまいます。                              
                              (かき)

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