遠足(とおあし)を巡るあれこれ。乱心か?と思われたいきなりの「遠足」宣言。戸惑う家臣達に相反して浮き上がってくる様々な人情に、小気味良かったり、ほろりと来たり。古き時代の日本は人情に溢れこんなにも良き人達が集まっていたか、と思いましたが、最後を読めば集まるのは良き城主だからこそか、と思い直し。明るければ良い、だから松明を灯す、その優しい発想が生まれる城下は家臣含め賑やかだったに違いなく。女の怖さ、男の愚かさ、友情、家族愛に師弟愛。諸々含めて爽やかな読後でした。私としては超高速参勤交代より面白かったです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
単行本
- 感想投稿日 : 2016年2月12日
- 読了日 : 2016年2月12日
- 本棚登録日 : 2016年2月12日
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