ハムレット (新潮文庫)

  • 新潮社 (1967年9月27日発売)
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福田恆存さんの訳と解題は初めてだったけれどとても面白かった。独特な解題をされると聞いていたけれどその通りの自論。「ハムレットの場合、それが今日の私たちの眼には度を超えるほどに過剰だというだけのことに過ぎない」という一文から、これだけの大作を訳していながらにして意外と冷静に(冷酷に?)認知している。
シェイクスピアを役する人はどういう感情と心持ちで演じるのだろうか…台詞の多さといい、この激情と狂乱に似た演戯をどう表現するんだろう、と思いながら読み進めた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年4月10日
読了日 : 2021年4月10日
本棚登録日 : 2021年3月27日

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