自動車の社会的費用 (岩波新書 青版 B-47)

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  • 岩波書店 (1974年6月20日発売)
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【紹介文A】現代社会に不可欠な自動車の普及がもたらす問題について経済学的、法政策的な議論を知ることができる。

【紹介文B】自動車を使用することは、たんに「私的な資源の利用」(自動車購入費、ガソリン代)ではなく、必ず道路という社会的資源の使用にもかかわることだ。それはより広くは都市環境の問題にも直結する。自動車が歩行者の権利を侵害しているという視点から、自動車運転を取り囲む経済構造とその諸問題を捉えた、日本を代表する数理経済学者による刺激的な論考。これとは別に、「自動車に乗る」経験が人間と風景との接し方を変えるという論点に興味がある方は、M.フェザーストン/N.スリフト /J.アーリー編著『自動車と移動の社会学』(近森高明訳、法政大学出版局)を参照のこと。
(選定年度:2016~)

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 東工大立志プロジェクト:書評のための課題図書
感想投稿日 : 2016年6月1日
本棚登録日 : 2016年6月1日

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