神々の山嶺 上 (集英社文庫)

4.19
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本棚登録 : 2280
レビュー : 251
著者 :
light-aircraftさん  未設定  読み終わった 

下巻まで読了した感想です。
山岳小説の名作に挙げられるだけあって、とても読み応えありました。

簡潔に要約すれば、結局世界一の頂きを目指す男達の話なのですが、幾つものエピソードが重層的に構成されていてなかなかに複雑で楽しい。
また、登山における常識や道具などについて、適宜作中で解説されるので、登山未経験者でもスムーズに読み進められるのも良いです。

幾つかの謎が物語を牽引している点や、時間軸をばらして再構成する手法など、一流のミステリーのような側面を持った小説です。
それでいて、最終的には「山に登ること」の一点に物語が集約していくため、やはりこれは一流の山岳小説なのです。

この小説を読むと高所登山がなぜ恐ろしいかが分かりますが、それ以上に山に取り憑かれて生きることの怖さ(ある意味では幸福)が存分に味わえます。

レビュー投稿日
2015年8月26日
読了日
2015年8月25日
本棚登録日
2015年8月25日
2
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