イレギュラー・ハウンド いずれ×××になるだろう (角川スニーカー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2022年4月28日発売)
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本棚登録 : 27
感想 : 1
4

人の心の痛みを感じる超能力(=イレギュラー)を持った桃矢がハチに出会い、裏社会の探索に能力を活かしつつ成長してゆくお話。
全般的に暗いお話ですが、その中でも桃矢の心の強さが光る、王道的な雰囲気も感じる作品でした。
作品全体で光(学園)と闇(裏社会)が対比されており、ヒロインも双方に配置されているところから、今後もこの比較が重要になりそうな雰囲気。
暗いかつ、読後の爽快感も無いので、合わない人もいる気がします。
しかし、光(学園)と闇(裏社会)の対比や双方に配置されたヒロインなど、色々と考えさせてくれる作品であると思います(そういう意味で、一般文芸に近い印象)。
本巻登場の超能力が更に活躍するであろう次巻にも期待です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ラノベ
感想投稿日 : 2022年4月30日
読了日 : 2022年4月30日
本棚登録日 : 2022年4月30日

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