忘れられた巨人

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本棚登録 : 1447
レビュー : 188
制作 : Kazuo Ishiguro  土屋 政雄 
lilouさん  未設定  読み終わった 

忘却の霧が晴れたとき、良い思い出とともに悪い思い出もよみがえる。
長年愛し合ってた夫婦の絆が壊れるかもしれない。
昨日までの隣人が、敵に変わるかもしれない。

人の記憶が年月とともに薄れていくのは、幸せな思い出だけを胸に旅立てるように、という神さまの配慮なのでしょうか。忘れることは、許すこと。けれども、それは誰かに強制されてできるものではないのだと思います。たとえその記憶が人を縛り、不幸にするものだとしても、人はやはり向かい合っていかなければならないのでしょうね。

島へと旅立つとき、船頭の「一番大切に思っている記憶は何か」という問いに、自分だったら何と答えるかな…いろいろなことを考えさせられる良い本でした。

レビュー投稿日
2015年11月7日
読了日
-
本棚登録日
2015年11月7日
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