球道恋々 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2020年3月28日発売)
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心震えしびれる野球小説。

明治の野球創世期のお話。
野球に魅せられ夢中になる選手たち、熱狂するOBたちは今も変わらず、たくさんの野球あるあるにクスッと笑ったり。
主人公は高校時代は万年補欠で、その後母校のコーチとなる人。
ちょうどこの4月から母校の高校野球部学生コーチになることが決まった息子と重なり、ぐっときました。
この状況で部活動もできず、まだコーチデビューはできていないけれど、コーチを通してまたいろいろ悩んだり学んだりするのだろうな。

野球ができること、応援できることはどんなに幸せなことだったのかと読みながらしみじみと。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月27日
読了日 : 2020年4月17日
本棚登録日 : 2024年2月27日

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