ご両親は台湾人で4歳からずっと日本で、台湾語や中国語ではなく日本語で生活する温又柔さん。
日本で生まれ日本で育った日本人の私には全然気づくことができない温さんの想い。
「国」って何?
「国語」って何?
ということ。
台湾においては日本語を強制された時代もあって、台湾語もあって、また中国語もあって。
でも台湾人なのにそのどちらでもなく、日本語が一番話せるということへの葛藤。
日本語しかできない私からしたら、日本語ができて、中国語や台湾語も身近である程度理解できる環境は羨ましいなと思ってしまうのだけれど、きっとそんなものではないのだろうな。
温さんの想いを知ることができて、とても考えさせられ、良かったです。
国とか国語(母語)で線引きしないで多様なものを当たり前に受け入れる世界になっていくことを願います。
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- 感想投稿日 : 2024年2月29日
- 読了日 : 2020年6月27日
- 本棚登録日 : 2024年2月29日
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