「村上春樹さんが最愛の作家だ」という韓国の作家イム・キョンソンさんの村上春樹本。
この本はイム・キョンソンさんの村上春樹愛で溢れ、とても優しく柔らかな文章でとっても心地よいです。
イム・キョンソンさんがある日偶然村上春樹さんの本に出会い、「その日々の時には悲しく、つらく、嬉しく、息の詰まるようなすべての瞬間を、村上春樹の文章に慰められ、支えられながら生きてきた」というように、私も同じような経験をしていて、とても共感します。
以前、7ヶ月間ほど外出禁止の自宅安静・寝たきりという過酷な時期があり、その時にはじめて村上春樹さんの本に出会い、その世界観の虜になり、全作品を読みました。その苦しい時期を乗り越えられたのは村上春樹さんのお陰というほど、村上春樹さんは私にとっても一番特別な作家さんです。
エピローグの「村上春樹の足跡を辿る旅」の気持ち、よくわかります。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年3月8日
- 読了日 : 2021年6月24日
- 本棚登録日 : 2024年3月8日
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